先週、古材文化の会の行事で、三重県の伊賀街道と初瀬街道を訪ねるツアーに行ってきました。
どちらも初めて訪れる場所でしたが、宿場町の面影が今も残り、観光地化されていない静かな町でした。
近くに瓦の産地があったらしく、趣向をこらした瓦のデザインをあちこちで発見しました。
観音さん
えびすさん
ねずみ
うさぎ
トラ
カープ
楽天
かつてはお伊勢参りの参宮道であったとともに、伊勢方面の水産物と内陸部の種油や綿などの物資が行きかう大動脈だったそうですが、鉄道の開通(現在のJR関西線や近鉄電車)によってその役割を終えることになりました。
使われなくなった立派な旅館の建物も当時のまま残されています。一旦役目を終えた建物にどんな命を吹き込むかは、役目を終えた宿場町をどう再生するかにかかっているようです。